建築工事との違い
家屋やマンション、ビル、商業施設などの建物を建てる工事のことを建築工事と言います。
土木工事が「地面の下」であれば、建築工事は「地面の上」ということになります。
地面の上に建物を建てるには、まず土地を整備し、建物が建てられる状態にしなければなりません。
建築工事を行うには、土木工事が必要なのです。
「建設工事」の中において、建築工事は建物を建てるということのみで、その他全ては土木工事が占めているのです。
建設工事での、土木と建築の分類はわかりましたが、中には曖昧なものもあります。
例えば、建物の基礎を作る「杭基礎工事」。
これは、建物を支える杭を地面に打ち込む工事ですが、杭を打ち込むのは地面の下ですので、杭基礎工事は土木工事だと考えられるのではないでしょうか。
しかし、こういった場合は、建設するのがマンションやビルといった建物であれば「建築工事」、橋梁などであれば「土木工事」に分類されます。
目的により土木工事なのか、建築工事なのか変化するパターンも存在するのです。